
ハンドメイド作品の販売サイト/アプリの選び方
おすすめのサイト/アプリをご紹介していく前に、それらを選ぶ上でのポイントをまずはご紹介します。次の4つを基準に選択していくといいでしょう。
●取り扱いアイテムの特徴から選ぶ
ハンドメイド作品を販売できるサイトやアプリはいくつもありますが、実はそれぞれが異なる特徴を持っています。その中でまず注目をしたいのが、取り扱いアイテムの特徴です。アクセサリーなどファッションに関する作品が多いのか、それとも雑貨系の作品が多いのかということを確認しましょう。
ファッション系が多いサイト/アプリに登録をして雑貨を販売しても、利用者のニーズとは合わない可能性がありますので、自分の作品との相性を見極めて、登録先を選びましょう。
●出店数・出品数から選ぶ
取り扱いアイテムの特徴とともに見ていきたいのが、出店数・出品数です。出店数・出品数が多いということは、それだけ多くのユーザーが利用していることを示しています。その分ライバルも多いですが、特に初心者の場合、ユーザーの多いサイトを選んで人目に触れるシーンを増やすことが重要になってきます。
●販売手数料から選ぶ
詳しくは後述しますが、各サイト/アプリによって販売手数料も異なります。できることなら販売手数料は低いにこしたことはありませんが、手数料が高いサービスほどユーザー数が多かったり、サービスが手厚い傾向にあります。初心者の場合、作品が売れる経験を得てファンを獲得していくことがまず大切になるので、「どこが売れやすいか」という観点で見ていき、販売手数料はその後の判断材料としていくといいでしょう。
●サイト/アプリの利用のしやすさから選ぶ
そのサイト/アプリのデザインやレイアウト、機能をチェックし、利用しやすいものを選ぶことも大切です。利用しやすさというのは、作品を販売していく上で重要ですが、ユーザー視点に立ってサイト/アプリを見ていくことも大切です。利用者として使いづらいものの場合、それだけ作品が売れる可能性も少ないということです。複数の視点でチェックしてみるといいでしょう。
ハンドメイド販売のおすすめサイト/アプリランキング
それでは、ハンドメイド販売のおすすめサイト/アプリをランキング形式でご紹介していきます。
1位:minne
日本最大級のハンドメイド販売サイトで、40万人以上もの作家が登録しているのが「minne(ミンネ)」です。アクセサリーや雑貨はもちろんのこと、アロマやアート作品、食べ物まで、幅広いアイテムを取り扱っていることも特徴のひとつです。
特集やイベントなども開催しているので、スタッフの目に留まれば一気に人気作家に飛躍できるチャンスも。ハンドメイドを副業にしていく上では外せないサイトと言えるでしょう。
・販売手数料:10%
・公式サイト:https://minne.com/
2位:Creema
minneと並んで国内最大級のハンドメイド販売サイトとして知られる「Creema(クリーマ)」。こちらも数多くのカテゴリを扱っています。Creemaは「ハンドメイドインジャパンフェス」という日本最大級のクリエイターの祭典を開催しており、ここに出展すれば大きな飛躍のチャンスをつかめるかもしれません。
・販売手数料:8〜12%(基本手数料は商品金額の12%で、3ヶ月毎の確定売上金額に応じて決定)
・公式サイト:https://www.creema.jp/
3位:BASE
1位と2位で紹介したサイトは、「既存のプラットフォームに自分の作品を出品する」ものでしたが、この「BASE(ベイス)」は「自分だけのネットショップを開設できる」サービスです。ホームページ制作の知識がない方でも簡単にネットショップを開設・運営することができ、2018年8月時点で50万点以上の店舗が開設されています。
初期費用や月額費用は無料で、国内企業のためサポートが充実しているのも嬉しいポイントです。
・販売手数料:3.6%+40円
・サービス利用料:3%
・公式サイト:https://thebase.in/
4位:iichi
ファッションアイテムや生活雑貨を中心に、60万点以上(2018年8月時点)の作品が出品されている「iichi(いいち)」。iichiに出品されているアイテムはクオリティが高いものが多く、その分ユーザーの目も肥えていると言えるでしょう。
販売手数料は20%と、他のサイトなどと比べるとやや割高な印象がありますが、制作・販売・営業に関する講座が開かれたり、実店舗と連携したイベントを開催したりしているので、手数料に見合った手厚いサポートを受けることができます。
・販売手数料:20%
・公式サイト:https://www.iichi.com/
5位:メルカリ
「メルカリ」はフリマアプリとして知られているので、「不用品を販売するためのサービス」という認識を持っている方も多いかもしれません。しかし、このメルカリでもハンドメイド作品を販売することが可能なのです。
メルカリを活用するメリットは、何と言ってもその利用者の多さです。日本では6000万ダウンロード、海外も含めると1億ダウンロードを記録しているので、それだけ多くの人の目に、自分の作品が触れるチャンスを得られるのです。他のサービス/アプリではなかなか作品が購入されないという人は、メルカリでチャレンジしてみるといいでしょう。
・販売手数料:10%
・公式サイト:https://www.mercari.com/jp/
6位:ラクマ
「ラクマ」は楽天が運営するフリマアプリです。メルカリ同様、ここでもハンドメイド作品を販売することができます。
ラクマの特徴は、何と言ってもその手数料の低さです。3.5%という手数料は他と比べても非常に低いので、なるべく手数料を支払いたくないという方にはおすすめのアプリだと言えます。
・販売手数料:3.5%
・公式サイト:https://fril.jp/
7位:ココナラハンドメイド
自らの持つスキルを販売する「ココナラ」というサイトが展開するハンドメイド作品販売サイトが「ココナラハンドメイド」です。会員数は70万人以上を記録し、出品料は無料なのが嬉しいところ。通常の販売手数料は10%ですが、出品からしばらくの間は手数料が無料になるキャンペーンも実施しているが初心者には嬉しいポイントです。
・販売手数料:10%
・公式サイト:https://handmade.coconala.com/
8位:ハンズ・ギャラリー マーケット
「ハンズ・ギャラリー マーケット」は、ホームセンターとして知られる東急ハンズが運営するハンドメイド作品販売サイトです。ファッションアイテムなどはもちろんのこと、家具やインテリア、文具などが充実しているのも特徴です。
・販売手数料:12%
・公式サイト:https://hands-gallery.com/
9位:ヤフオク
言わずと知れた日本最大級のネットオークションサイト「ヤフオク」。このヤフオクには「アクセサリー」分野の中に「ハンドメイド」カテゴリが用意されており、ここでハンドメイド作品を販売することができるのです。
ヤフオクを利用している人は非常に多くいるので、それだけ多くの人に作品を見てもらうことが可能ですし、オークション形式なので思わぬ高値がつくことも期待できます。
・販売手数料:8.64%
・公式サイト:https://auctions.yahoo.co.jp/
10位:Amazon
ネットショッピングの代名詞とも言える「Amazon」でも、ハンドメイド作品を販売することができます。ただし、Amazonの場合、自分自身の販売ページを制作しなければならず、そのためには月額4900円の使用料が必要になります。そのため、本格的にハンドメイド作品を販売したい人におすすめのサービスと言えるでしょう。
・販売手数料:8%〜(商品によって異なります)
・公式サイト:https://www.amazon.co.jp/
いかがでしたでしょうか。自分のハンドメイド作品を販売するチャネルは数多くあるので、趣味でお金を稼ぎたい、自分の作品を広く知らしめていきたいという方は、ぜひチャレンジしてみてください。