副業で笑おう

会社員や主婦、学生など、ダブルワークでお金を稼ぎたいすべての方のために。
副業情報や税金に関する知識など、お金にまつわる役立つ情報を発信していきます。

  1. 副業TOP
  2. ネット関連の副業
  3. 副業を行う際に注意すべき著作権について
ARTICLE

副業を行う際に注意すべき著作権について

近年、副業として在宅でWebサイトの運営をする人が増えています。Webサイト運営は、文章を書いたり画像を掲載する作業が中心となりますが、その際、必ず守らなければならないルールがあります。「著作権」です。今回は著作権についての情報を紹介していきます。

著作権の基本

webサイト運営では著作権の概念が非常に重要です。

●著作権とは?

何らかの創造活動を行った際、その創作者の権利を「知的財産権」と言います。知的財産権はいくつかの種類に細分化することができ、そのひとつが文化的活動によって創作された著作物に関係する「著作権」です。この著作権は、著作物をつくった時点で発生するもので、何がしかの手続きなどはせずとも付与される点が特徴です。

日本の著作権法第一条では次のように規定されています。

この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。

●どんなものが該当するのか

著作物に該当するものは、主に下記のようなものです。

・小説、脚本、論文、講演そのほかの言語の著作物
・音楽の著作物
・舞踊または無言劇の著作物
・絵画、版画、彫刻そのほかの美術の著作物
・建築の著作物
・地図または学術的な図面、図表、模型そのほかの図形の著作物
・写真の著作物
・映画の著作物
・プログラムの著作物

これらの他にも二次的著作物や編集著作物、データベースの著作物も著作権の及ぶ範囲となります(※1)。

では、どのようなことをすると著作権の侵害に当たるのでしょうか。例えば他人が創作した小説、漫画、論文、脚本、音楽、歌詞、ダンス、イラスト、立体物、写真、地図、映画、プログラム等を自分が創作したものだとして利用したり、作品を勝手にコピーして販売したりすると、著作権侵害となります(※2)

●著作権侵害するとどうなるの?

故意ではわざとでなかったとしても、著作権を侵害してしまった場合は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金となります。また著作者人格権、実演家人格権の侵害の場合には5年以下の懲役又は500万円以下の罰金を下されます。これらは法律で定められていることです。

ただし著作権は親告罪なので、著作権者が告訴することで処罰の対象となります。著作権侵害をしている相手を警察が逮捕するわけではありません。

※1 電子政府の総合窓口e-Gov
http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=345AC0000000048
※2 CRIC 公益社団法人著作権情報センター
http://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime7.html

Webサイト運営時、著作権関連で注意すべきこと

Webサイトを運営していく上で、著作権に関して特に注意すべきなのは「画像」と「文章」についてでしょう。詳しく説明します。

●画像の利用

Webサイトやブログを運営する上で沢山の画像が使われていますが、違法アップロードや違法販売など、明らかに違反しているものを除くと、その多くは権利的に完全にクリアなものとグレーゾーンのものの2種類に分けられます。さらに自分で撮影したものと、そうでないもの(Webから取得したもの)に分けられることになります。

自分で撮影した画像については、著作権を自分が有するので、アップロードしても問題ありません。ただし、屋内の画像に関しては建物の所有者の権利となるので、グレーになります。建物の敷地外から外観を撮影してアップロードしても、権利上問題はありませんが、ショッピングモールの中や店内の場合、利用目的を告げて撮影許可を得たもの以外はWebサイトに利用してはいけません。

またインスタグラム等に料理の画像を載せている人もいますが、実は料理にも著作物としての側面があり、これもグレーゾーンになるのです。ただこの辺りは厳密に解釈するのが難しく、法律的に完全にクリアされている否かを判断するのは法律の専門家でない限りは困難です。

社会の通例で料理画像をお店に無断でインターネットにアップしても問題がない事になっていますが、お店の側がネットにアップするのを止めてほしいとか、ウェブサイトにアップしたものを消してほしいと言ってきた場合は、従う必要があります。

自分で撮影した画像に通行人の顔が映っているのもグレーゾーンになります。これは肖像権の侵害に関連するものです。肖像権という権利は法律で明記されていませんが、裁判になった時に判例上認められているので、運用上は存在する権利だと言えます。

Web上から取得した画像についても基本的には画像がアップされているサイトのものなので、コピーして利用することはできません。最近ではSNSの発達によって半ばフリー素材化している画像も多くありますが、だからといってその画像を自分のWebサイトで勝手に使ってはなりません。

ですから、著作権上問題ない画像を使うためには、しっかりとした画像配布サイトを利用するようにすべきでしょう。

●文章の取り扱い

最後に文章について解説します。

まず、他のWebサイトや書籍からコピー&ペーストして記事をつくることは厳禁です。テキストは明らかな著作物なので、自由に使ってよいわけではありません。

ただし、著作権法第32条に「自分の著作物に引用の目的上正当な範囲内で他人の著作物を引用して利用することができる」とあるように、正当な範囲内においての引用は認められています。例えば「このWebサイトには下記のように書かれている」といった具合に、引用部分が他の部分と区別ができる形であれば問題ありません。その際、引用の範囲を守り、引用元を明記することは欠かしてはなりません。

ただ、引用だからと言ってすべてがOKというわけではありません。例えば漫画のレビューサイトを運営しているとして、漫画の一部ページを自分のサイト上に掲載したとします。レビューサイトですから、コンテンツの主たる部分はテキストにあるので、一見問題がないように思えます。しかし上述したように、著作権は親告罪のため、その著作権者が問題視をした場合、削除依頼が出されると第32条にある引用の権利を主張してもあらがう事は難しいです。

このように著作権は非常に難解なものです。場合によっては大きな損失にもつながってしまうので、十分注意すべきでしょう。ですからWebサイトを運営していく場合は、オリジナルな文章と画像をつくる、あるいは権利元がはっきりしているものを使うことをおすすめします。

  • Share on Google+
  • はてな

関連記事

オススメ記事